東京浪漫劇場 > インデックス > 館主敬白(サイトコンセプトと御挨拶)
 
 
ようこそ、東京浪漫劇場《トーキョー・ロマン・シアター》へ。
当劇場は、舞台を大正時代から昭和20年代迄の帝都東京とし、現代に残るその時代の遺産を採集・公開する個人サイトです。

各コンテンツの概要は「綜合案内」コンテンツに譲ることとして、ここでは館主の個人的な前口上めいたものを述べたいと思います。

その契機は判然としませんが、いつからか「旧いもの」「廃れ・消えて往くもの」に対し、またその儚さについて、云い知れぬ美しさを感じるようになりました。なかでも現代、急速に失われつつある日本が西洋の文化を受け入れた頃の遺物、また日本が西洋に近づくべくした涙ぐましいばかりの努力の跡を見るにつけ、その感覚はより深いものとなりました。それらはいわば近代化への発展の軌跡であり、変化の著しい都市・帝都東京においては、他の町に較べ殊に強くみられるものだと思っています。
更に文学作品などを通して描かれる、彼の時代の持つ独特な雰囲気(それがたとえ文章による幻想にせよ)は私にとって手の届くことのない永遠の憧憬であり、その足跡を探すことは文学の世界を旅するにも似て、大層愉しいことでありました。
東京は不思議なまちです。非常に雑多なものが狭い土地に犇めき、様々な目的や憧れをもった多くの人が訪れ、住まい、働く。常に流れを緩めることなく移り変わりながら、瞬く間に新しい文化が伝播します。そして、常に混沌としています。

当劇場で發信せんとするものは、舞台にする時代からは遠く離れた昭和50年代生まれの館主が町の片隅でみつけた、彼の時代の面影の数々です。現代もなお現役で働き続けているものもあれば、残念ながら現存しないものもあり、存在するかたちは様々ながら、帝都の残り香を今に伝える貴重なものたちであると考えています。新しい文化が休みなく取り沙汰される現代において、束の間でも時代の隙間を姿をもって駆け抜けたものたちの息吹を感じ取っていただければ幸いです。

自己紹介が遅れましたが、当サイトの館主(管理人)はtomoと申します。よろしくどうぞ。

それでは、御時間のゆるす限り、ゆっくりとご観覧くださいませ。私的な前口上をお読み戴き、ありがとうございました。

2001年 年末 館主敬白 (2003年11月 一部加筆訂正)


 
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