| 東京浪漫劇場 > インデックス > 東京湯屋巡礼 > 第一回・港湯[中十条] |
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さて、本コンテンツ「東京湯屋巡礼」はその名の通り、館主が巡り歩いた東京の銭湯を、ごくごく主観的に記録するものです。巡礼の順序に特に意味はありません。それぞれ、銭湯の見所説明及び雑感、館主が訪れた当時のデータを記載していきます。 |
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| ★シンプルながらくつろげる銭湯 記念すべき第一回は、北区中十条の「港湯」。何故東京湯屋巡礼の出発点がここなのかは、ごく個人的な理由による。銭湯巡りを始めた頃、訳あって十条を拠点に帝都の散策に出かけていた。港湯はそんな頃、近くにあった銭湯のうちのひとつである。 港湯は、JR十条駅とJR東十条駅に挟まれた住宅地の中にひっそりと建っている。 このあたりは、細い路地が迷路のように入り組んでおり、歩き慣れないうちは道に迷いがちだが、そんな時は煙突を目印に歩くと、大きく逸れずに銭湯を見つけることができることが多い。 港湯は少々地味で、これといって語るべき特徴もないが、個人的には非常に気に入っている銭湯のひとつである。昔ながらの番台に入浴料を払い、脱衣場に入ると、水槽の亀が迎えてくれる(どうやら亀が居るのは女湯のみのようだ)。 壁には近所の大衆演芸場、篠原演芸場のポスターが。このポスターは、この界隈の銭湯には例外なくある必須アイテム。銭湯にはコインランドリーが併設されている場合が多いが、港湯はそれがない代わりに、脱衣場に洗濯機が3台ほど置かれている。考えてみると、このほうが使う側としては便利なのではないだろうか。お風呂に入る時間を利用して洗濯ができる上、外にあるのと違い、目に届くところにあるので安心だ。 浴室もまた、シンプルな内装。ペンキ絵やタイル絵、モザイクタイルなどはなく突き当たりの壁には白樺の描かれたクロスが貼られている。天井は、中央が吹き抜けになっている東京型。 個人的にはシャワーの勢いや気泡風呂の泡の強さなどが、弱すぎず、強すぎずでちょうどいい。以前は日曜に行くと茶褐色の薬湯を実施していたが、最近は出会う機会が少なくなったような気がしている(やっているのかもしれないが…)。 これといって特筆する点はないものの、私にとっては気持ちが疲れたときにふと訪れたくなる、癒しの銭湯である。 |
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