| 東京浪漫劇場 > インデックス > 東京湯屋巡礼 > 第六回・玉の湯[南赤羽] |
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★天井が高く、心休まる銭湯 さて、今回は東京の玄関口、赤羽の住宅地にある玉の湯である。東京湯屋巡礼では、番台式の銭湯を優先的に巡っているのだが、手元の『東京銭湯マップ2002』を見る限り、番台式が多く残っている街というのはそう多くはない。何かのついでがある時に銭湯に…と思って『マップ』を開くとき、特にそう感じる。きょうび、やはりフロント式の方が行きやすいのだろうか。私自身も一応女性であるし、番台式で「見られてる感」を感じないわけではないが、雰囲気が好きなのはやはり番台式のほうである。銭湯巡りの目的は人によって様々だが、旧い建築を楽しみに行くのならやはり番台式。でも番台式でもやっぱり若い男性のご主人が番台にいるところは苦手ですね。個人的には…。フロント式の銭湯の名誉のために書くと、フロント式の銭湯も番台式と同様、いやそれ以上に頑張って営業努力をされている。 またまた冒頭から話が逸れてしまった。ここ赤羽周辺はそんななか、番台式の銭湯が結構頑張っている地域である。 玉の湯に行く道すがら、とてもいい感じのアパートを見つけた。ひと昔前の刑事ドラマにでも出てきそうな―犯人の隠れ家を突き止めた刑事が数人でアパートに乗り込み、犯人は裏口から逃走、裏口で待ちかまえていた別の刑事に取り押さえられる…というようなシチュエーションが瞬時に頭に浮かぶようなアパート、である(どうも話が横道に逸れがちでいけませんね)。 さて、ようやく本題。玉の湯に入った瞬間、私は一目でここが気に入ってしまった。なんといっても格天井の天井は高く、建物が立派。それにところどころ、硝子が歪んでいたりする。脱衣場には、昭和27年6月の「入浴者心得」が掲示されている。明るいうちに行ったせいか、窓から差し込む光の心地よいこと。しかも、浴槽の位置が東京型の銭湯では浴室の突き当たりに横長に配置されていることが多いのだが、ここは男女湯の境に沿って、入口から見ると縦長に配置されている。これも愉しい。 湯の種類は通常の気泡風呂やジェットバスに加え、「ラジウム温泉」「微温(ぬる)湯」などがある。 派手さはないが、個人的にはキラリと光る名銭湯。今度は薬湯が実施される日に、是非もう一度訪れたいものだ。 |
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